投資としての競馬|競馬予想のIHC

投資としての競馬|競馬予想のIHCの競馬学

投資としての競馬

皆様はギャンブルと聞くと何を想像しますか?

夢物語、一攫千金、ストレス解消などではないでしょうか。

その通りだと思います。宝くじなんて300円が3億円になります、正に一攫千金ですね。 当然競馬万馬券十万馬券という夢の馬券がありますし、少ない金額で何十万、 何百万ということもしばしばあります。しかし、万馬券を狙う人はほぼ全員、 収支はマイナスだと思いませんか?

確かに万馬券が当たったときにはとてつもない快感と 優越感に浸れるはずです。それが毎週訪れますか?そんな人がいたら土下座してでも弟子入り したいものです。

では、どれだけ万馬券を狙うことが難しいことかを具体的な数字で考えて見ましょう。 2006年の上半期は約1700レース行われています。3連複、3連単、馬単を除いて万馬券に なったレースは約200レースで、割合は約11%しかありません。これを全部当てたとしても 収支はそう高くないはずです。巷の予想サイトで多々見かける "万馬券的中続出!!"なんてものを見ると、呆れてものも言えません。

万馬券をずばり狙って取れる人間はタイムマシーンに乗ってきた人以外いないはずです。 そもそも万馬券になる条件とは、10回同じレースを行えば半分以上は勝てるだろう 実力のある馬が負け、且つその時の連対馬のうち最低1頭は、100回やって数回勝てる程度の 実力しかない馬がいなければなりません。

いくつかの条件が偶然にも重ならない限り、このようなケースは起こりません。 その偶然を予想するのですか?そんな非効率的なことを いくら行っても、たまに訪れる至福の時と引き換えに多大な負債を抱えてしまうでしょう。

だったら本命馬券のみを狙えばよいでしょうか?毎レース万馬券を狙うよりは幾分ましではありますが、 中には人気だけの馬が数多く紛れ込んでいるので、結局は非効率的です。 元々、お金が絡む事柄には必ず『期待値』という絶対的なルールがあるからです。

このルールを守らずして、お金を増やすことは出来ません。ではここで言う『期待値』とはなんでしょうか? 競馬においてこの言葉の意味はとても単純な話です。

たまに大きくはギャンブル。確実に当てるからこそ投資|競馬予想のIHC

まずは買う馬の勝率を考えてみましょう。この勝率に倍率を掛けて出る値が「100」を超えれば 収支がプラスになる馬券ということです。ただしこのレースのみというわけではなく同じ作業を 繰り返せば必ずプラスになるという意味です。具体的な例を挙げて考えてみます。勝率が35%の馬の 倍率が2.9倍以上であれば期待値が100を超えるので買っても良いでしょう。

しかし、ここで間違えてはいけないのが期待値の値が"100"を少しでも上回れば買って 良いのかと言えばそういうわけではないということです。以下のA,B,C、3つのレースで 次のような有力馬がいました。

A.勝率が80%で倍率が1.5倍の馬
B.勝率が40%で倍率が3.5倍の馬
C.勝率が50%で倍率が2.5倍の馬

ちなみにA,B,C、それぞれの期待値は120、140、125となります。答えは単純な話です。

1番期待値の高いBのレースだけ買わなければならないということです。 遊ぶという観点からみれば各レースの中で1番期待値の高い馬を買うのは良いでしょう。

しかし、競馬を『投資』とするならばわざわざ期待値の低い馬投資するのは愚の骨頂です。 それならばその分の資金をその日の中の1番期待値の高いものに全て投資するのが正しい姿です。

投資の代名詞である『株』には次のような格言があります。

1種類の銘柄に資金を集中させる のではなく、数種類の銘柄に資金を分散させなければならない、というリスクマネージメントの 観点からの言葉があります。

これは一攫千金を狙うのではなく、最終的に収支が少しでも プラスになる確率をあげるための手段です。競馬においても同様のことは言えますが、 それは1日に数レース買うのではありません。1日で最も期待値の高い1レース、 1ヶ月で計8レースを継続して同じ資金で買うのです。すなわち資金を1レースだけでなく 8レースに分散させていることに他なりません。

 これから競馬で勝ちたいと思う皆様、競馬をギャンブルだと思ってはいけません。 収支を1日ではなく1ヶ月のスパンで考えてみてください。考え方1つで皆様の実力は 格段に上がっているはずです。

オッズは購入のリスクを決定する大切なツールです|競馬予想のIHC


余談ではありますが、2006年10月1日に日本史上最強馬ディープインパクトが 世界最高峰のレース、凱旋門賞に出走いたします。まだ倍率ははっきりしていませんが、 単勝オッズが2.5倍以上ならば投資しても良いのではないでしょうか?

複勝であれば1.2倍以上でOKだと思います。結果はどうなるでしょうか。
このときばかりは単なる競馬好きに戻って楽しみたいです。(2006年9月1日)


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